佐久市の物件探しで決まらない人の共通点とは?成功する3ステップを移住専門不動産会社が解説

こんにちは!佐久市移住専門不動産会社「にじや不動産」です。
- 佐久市移住を決めたけど、物件探しはどう進めればいいの?
- 失敗したくないけど、何に気をつければいいか分からない
- ネットで物件を見てるけど、これで大丈夫?
移住の軸が決まったら、いよいよ物件探しの始まりですね。
でも、この物件探しで思うようにいかず、悩んでしまう方がとても多いんです。
実際に、これまで10組以上のファミリーの移住をお手伝いしてきて、「物件探しで後悔する人」と「スムーズに理想の物件を見つける人」には明確な違いがあることが分かりました。
今日は、その違いと、佐久市での物件探しを成功させる具体的な方法をお話しします。
同じ移住体験者として、そして移住専門不動産会社「にじや不動産」として、経験をお伝えしますね。
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・佐久市のことを教えてほしい
・近所付き合いはある?
・市内のどこに住むのがいい?
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物件探しで後悔する人の3つの共通点
まず、物件探しで苦労してしまう方の共通点をお話しします。
これらに当てはまっていたら、要注意!
共通点1:「完璧な条件」を求めすぎる
こんな状態になっていませんか?
- 「もっといい物件があるはず」と思って決められない
- 条件を100%満たす物件が見つからないと不安
- 「妥協」することに抵抗感がある
例
佐久平駅徒歩5分、新築、駐車場2台、家庭菜園ができる庭、近くに公園、予算内…と条件を並べていたら、該当する物件がほとんどありませんでした。半年経っても決まらず、「佐久市移住は無理かも」と諦めそうに・・
なぜ問題なのか?
- 佐久市は東京に比べて物件数が限られている
- 完璧な物件を待っている間に、良い物件は他の人に決まってしまう
- 条件にこだわりすぎて、本当に大切なことを見失ってしまう
共通点2:「条件が決まってから探す」という考え方
こんな進め方をしていませんか?
- まず予算と条件を完璧に決めてから物件を見始める
- 実際の物件を見る前に、ネットで完璧な情報収集をしようとする
- 「準備が整ってから」物件探しを始めようと思っている
例
半年かけて条件を細かく決めて、やっと物件探しを始めたところ、理想と現実のギャップにショック。「こんなはずじゃなかった」と一からやり直し
なぜ問題なのか?
- 実際の物件を見ないと、本当に必要な条件が分からない
- 佐久市の相場感や地域特性を理解できない
- 時間をかけすぎて、移住のタイミングを逃してしまう
共通点3:ネットの情報だけで判断しようとする
こんな行動をしていませんか?
- 物件情報サイトの写真と間取り図だけで判断
- 実際に現地を見ずに「この物件はダメ」と決めつける
- ハザードマップを見て、対象エリアを全部除外してしまう
例
ハザードマップ該当地域で、危険だと思って除外していた物件が実際に見に行くと、同じエリアの中でも高台にあって水害の心配がほとんどない立地だった
なぜ問題なのか?
- ネットの情報だけでは、本当の良さや問題点が分からない
- 佐久市の地形や実際の災害リスクを正しく理解できない
- 良い物件を見逃してしまう可能性が高い
物件探しに成功する人の3つの特徴
一方で、スムーズに理想の物件を見つける方にも共通点があります。
特徴1:「軸」を明確にしている
成功する方は「なぜ佐久市に移住するのか」という軸が明確です。
例
「子どもが多様な教育を受けられる環境で、家族との時間を大切にしながら暮らしたい」
この軸があることで
- 駅からの距離より、学校へのアクセスを重視
- 新築にこだわらず、リフォームで理想の間取りにすることを選択
- 多少の不便は「家族時間が増える」メリットと天秤にかけて判断
特徴2:早めに物件を「体感」している
成功する方は、実際の物件をたくさん見ています。
なぜ効果的なのか
- 佐久市の物件の特徴や相場感が分かる
- 「思ったより広い」「意外と駅が近い」など、ネットでは分からない発見がある
- 自分たちの本当の好みや優先順位が見えてくる
特徴3:「70%の満足度」で決断している
完璧を求めず、70%程度の満足度で決断する方が結果的に満足度が高いです。
なぜ70%がいいのか
- 残りの30%は住んでから工夫や改善で補える
- 迷っている間に良い物件を逃さない
- 移住後の生活を早く始められる
佐久市物件探し成功の3ステップ
それでは、具体的にどう進めれば良いのか?
私たち「にじや不動産」がおすすめする3ステップをご紹介します。
ステップ1:軸の確認と大まかな希望整理
まず、移住の軸を確認し、大まかな希望を整理します。
1つ前の記事「佐久市で理想の移住を実現する『自分の軸』を見つける方法」が参考になりますよ。

やること
- 移住の軸を再確認
- なぜ佐久市に移住するのか?
- どんな暮らしを実現したいのか?
- 大まかな希望を3つに分類
- 絶対に必要:これがないと移住の意味がない
- あると嬉しい:あれば満足度が上がる
- こだわらない:なくても大丈夫
例
- 絶対に必要:子どもの学校選択肢がある地域、駐車場2台分
- あると嬉しい:庭がある、築10年以内、佐久平駅徒歩15分以内
- こだわらない:間取りの細かい部分、近所の施設
ポイント この段階では完璧を求めず、大まかでOK。実際に物件を見ながら調整していきます。
ステップ2:実際の物件を体感する
まずは実際の物件をたくさん見てみましょう。
見学する物件の選び方
- 希望エリアの代表的な物件を幅広く見る
- 予算の上限・下限両方の物件を見る
- 築年数や間取りタイプを変えて見る
おすすめの見学スケジュール
- 1回目:3-4件を見学(エリアや相場感を掴む)
- 2回目:気になった物件を詳しく見学(2-3件)
- 3回目:最終候補を絞り込み(1-2件)
見学時のチェックポイント
- 写真では分からない「雰囲気」や「音」
- 近隣の環境(朝・昼・夕方で違いがある)
- 実際の生活動線(駅、学校、スーパーまでの距離感)
- 日当たりや風通し
ステップ3:条件を調整して決断する(所要時間:2週間)
物件を見学した体験を元に、条件を調整して決断します。
条件調整のコツ
- 「絶対に必要」な条件の再確認
- 実際に見学してみて、本当に必要だったか?
- 新たに「絶対に必要」と感じたことはないか?
- 優先順位の見直し
- 実際の物件を見て、何が一番重要だと感じたか?
- 妥協できそうだと思った条件はないか?
- 「理想の80%」を満たす物件があれば決断
- 100%を求めすぎない
- 足りない20%は住んでから工夫で補う
例
- 最初の希望:新築、駅徒歩10分、庭100㎡以上
- 実際に選んだ物件:築8年、駅徒歩12分、庭80㎡
- 決断理由:「生活してみたら、2分や20㎡の差より、この雰囲気の良さの方が大切だと感じた」
佐久市ならではの物件探しのポイント
佐久市での物件探しには、他の地域と違う特徴があります。
ポイント1:エリア特性を理解する
佐久市は大きく4つのエリアに分かれており、それぞれ特色が違います。
佐久平・岩村田エリア
- 新幹線駅があり、通勤通学に便利
- 大型商業施設が充実
- 大型アパートや戸建て新築もあり、選択肢が豊富
- 比較的家賃・価格が高め
中込・野沢エリア
- 市役所や病院など、生活の中心地
- 公立学校が充実
- バランスの取れた価格帯
- 程よい地方感
臼田エリア
- 自然豊かで静かな環境
- 大日向小学校へのアクセスが良い
- 移住者向けの団地がある
- 比較的リーズナブルな価格
望月エリア
- 最も自然が豊かなエリア
- 古民家や広い土地の物件がある
- 自給自足的な暮らしに向いている
- 価格が最もリーズナブル
ポイント2:季節を考慮する
移住時期によるメリット・デメリットも考慮するのがおすすめです。
4月の入学タイミングで移住する方も多いです。
ですが、仕事などの条件面が揃うのであれば、3月や4月など、いわゆる引っ越しシーズンをずらすのがオススメ。
首都圏からの引っ越しだと、引っ越し代が高額に。
時期をずらすことで大幅に安くなります。
私たちも実際に、4月ではなく12月に引っ越しました。
春移住(3-5月)
- メリット:新生活のスタートに合わせやすい
- デメリット:引っ越し代が高い
夏移住(6-8月)
- メリット:佐久市の気候の良さを実感できる、物件をじっくり選べる
- デメリット:冬の住み心地が分からない
秋移住(9-11月)
- メリット:気候が良く、物件見学しやすい、紅葉が美しい
- デメリット:入学発表があり、物件の動きが活発に
冬移住(12-2月)
- メリット:佐久市の冬を体験できる
- デメリット:新年度の急いで決める方が激増。内覧せずに決める方も。
ポイント3:地域の人とのつながりを考慮
佐久市は地域のつながりが比較的緩やかですが、エリアによって特色があります。
地域密着型を希望する場合
- 中込・野沢エリアの古い住宅地
- 臼田エリアの昔からの集落
- 地域の行事やお祭りへの参加機会あり
ある程度の距離感を保ちたい場合
- 佐久平エリアの新しい住宅地
- 新興住宅地やマンション
佐久市での物件探しでよくある質問と回答
- Q1:物件探しはいつから始めるべき?
-
A1:移住希望時期の3-6ヶ月前が目安です
理由:
- 佐久市の相場感や地域特性を理解する時間が必要
- 良い物件は早めに決まってしまうことが多い
- 引っ越し準備や各種手続きの時間も考慮
- Q2:遠方からでも物件探しはできる?
-
A2:はい、できます!にじや不動産では、遠方の方向けに
「希望の物件の外観〜内覧を動画撮影してお送りする」というオンライン内見サービスをしています。ただ、やはりご自身の目と肌で感じる点も重要。
よほどお急ぎでない限り、1−2回は佐久市へお越しいただくことをオススメしています。
- Q3:予算はどのくらい見ておけばいい?
-
A3:エリアによって大きく変わります
平成元年以降築の3LDK〜4LDK物件を対象として調査してみました。(2025年7月現在)
ひとつの目安にしていただければと思います。購入の場合(中古戸建て)
- 佐久平駅近く(長土呂・岩村田)エリア:3,500万円〜4,500万円
- 中込・野沢エリア:1,500-2,000万円(ほとんど事例なし)
- 臼田エリア:1,000-2,000万円(ほとんど事例なし)
- 望月エリア:〜1,000万円
賃貸の場合(3LDK戸建て)
- 佐久平駅近く(長土呂・岩村田):11-15万円
- 中込・野沢エリア:10-12万円
- 臼田エリア:6-10万円(ほとんど事例なし、築年数40年以上がごくまれにでる)
- 望月エリア:4-6万円(ほとんど事例なし)
私たちの物件探し体験談〜戸建て〜
最後に、私たち自身の物件探し体験をお話しします。
なお、この戸建て物件は住むつもりで購入しましたが、結果的に戸建て賃貸として貸しだし、不動産賃貸業を始めるきっかけとなりました。
不動産賃貸業に興味ある方は、こちらの「佐久市で小さく始める戸建て賃貸ガイド」の記事もオススメです。
移住前の希望
- 大日向小学校に通いやすい立地
- リモートワークができる環境
- 予算:中古物件で500万円以内
- できれば庭があると嬉しい
実際の探し方
- まず佐久市全体を見学(2泊3日で10件以上見学)
- エリアを臼田・佐久穂町周辺に絞る(大日向小学校へのアクセス重視)
- 予算内の物件を3件まで絞り込み
- 家族で話し合って決定
実際に選んだ物件
- 佐久穂町エリアの築40年中古住宅
- 大日向小学校まで車で15分
- 予算内で庭付き
- リフォームして理想の住環境に
学んだこと
- もっと築年数が新しいものが良かったが、「70%の満足度」で決断して正解だった
- 実際に住んでみないと分からない良さがたくさんあった
- 特に距離感や生活の便利さなど、地図では分からなかった
私たちの物件探し体験談〜アパート〜
お伝えしたとおり、購入した戸建ては賃貸物件になったので、アパートを探し始めました。
実際に選んだ物件
- 生活便利と自然が両立している野沢・中込エリアの新築2LDKアパート
- 小学校、保育園までは車で2−3分
- アパートながらある程度の断熱性能がある
- 夫婦がリモートワークしやすいように、仕事できる部屋が離れている
- 光熱費が安くなるように都市ガスエリア
まとめ:成功する物件探しの心構え
佐久市での物件探しを成功させるポイントをまとめると
成功する3ステップ
- 軸の確認と大まかな希望整理(完璧を求めすぎない)
- 実際の物件を体感する(条件を決める前に見学)
- 条件を調整して決断する(70%の満足度でOK)
大切な心構え
- 完璧な物件は存在しない
- 実際に見ることで本当の価値が分かる
- 軸に基づいて判断すれば後悔しない
佐久市での理想の暮らしは、あなたの「自分の軸」をみつけることから始まります。
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物件探しも本格化!でもちょっと待って?ハザードマップ?気になる・・・
という方は、こちらの記事を。

物件探しの「自分の軸」を見つけたい。という方はこちらの記事をどうぞ。

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