「佐久市で空き家を売却した場合の手取り金額|費用と収入を詳しく解説」〜佐久市の空き家売却ガイド③〜

t-rainbow-admin
  • 空き家、売りたいけど実際どのくらいで売れるんだろう…
  • 古い家なんて、本当に買ってくれる人いるのかな?
  • 手数料とかでお金取られて、結局手元に残るのは少しだけ…なんてことない?

そんなお悩み、よく分かります。
私たち「にじや不動産」にも、同じような心配の声がたくさん届きます。

でも、安心してください!
佐久市の空き家なら、思っている以上にまとまった金額で売却できるんです。

「え、本当に?」って思いますよね。
実際の数字を使って、分かりやすく説明していきますね。

「空き家売るのにお金かかりそう…」実際の費用はこれくらいです

「空き家を売る=手数料でお金がかかる」
「築年数が古いから、解体にもお金が沢山掛かりそう…」
そんな風に思っていませんか?

確かに売却には費用がかかりますが、佐久市の空き家なら費用を引いても、ちゃんと手元にお金が残るんです。

実際にどのくらいかかるのか、見てみましょう。

売却費用の内訳(600万円で売れた場合・築40年・3LDK戸建て)

  • 仲介手数料:33万円(800万円以下の空き家取引の特例)
  • 印紙税:1万円(契約書に貼る印紙代)
  • 登記費用:約3万円(名義変更の手続き)
  • 境界確定費用:55万円(お隣との境界をはっきりさせる、必要な場合)
  • 残置物撤去:10万円(家具とか家電の片付け)
  • その他諸費用:5万円(細々とした手続き費用)

※金額は一例です

費用の合計:約107万円 あなたの手元に残るお金:493万円

どうですか?思ったより手元に残る金額が多くないですか?

空き家を売る一番のメリットは、

まとまったお金が手に入ること

なんです。賃貸みたいに長い間管理する心配もないし、「入居者が見つからない…」なんてドキドキもありません。

※物件の状態によって費用は変わりますので、まずは一度見せていただければと思います。

空き家を売るか貸すか?判断するポイント

【シミュレート】築40年・3LDK戸建てを貸した場合

実際の例で見てみましょう。

売却価格:600万円 売却手続き費用:107万円 あなたの手取り:493万円(今すぐ一括でもらえます)

でしたね。
じゃあ、もし、同じ家を貸し出した場合はどうでしょうか?

同じ家を貸し出した場合:

  • 最初にリフォーム代:150万円払う
  • 月の家賃:7万円もらえる
  • 年間経費:約20万円
  • 年間の手取り:64万円くらい
  • 493万円になるまで:約7年8ヶ月かかる

つまり、売却すると493万円が入ってきますが、貸すなら同じ金額になるまで7年以上待たなきゃいけないんです。

しかも貸している間は「空室になったらどうしよう…」「設備が壊れた…」なんて心配もつきもの。
設備故障は、わざと壊されたケースを除いて貸している人に修理する責任がありますから、いざというときに備えてお金をとっておく必要もあります。

もちろん、貸すメリットもあります。
長い目でみれば、売るよりも得なのは確か。

こんな場合はもっと高く売れることも

  • 新幹線通勤などのふファミリー買主が多いエリア(佐久平駅周辺)
    → 2,500〜4,000万円
  • 移住希望者に人気の学区(浅間小学校区、野沢小学区など)
    → 1,200万円〜1,800万円
  • 別荘利用を想定した買主(別荘地エリア)
    → 400万円〜1,500万円

佐久穂町大日向や佐久穂町高野町も大日向小に通う家族に人気です。
実際に佐久市空き家バンクを見ると、売り出し物件は580万円〜1700万円の範囲で出ています。
立地や状態によって、思った以上に高く売れる可能性があるんですよ。

もし売却せずに空き家のまま保有し続けた場合:

  • 年間固定資産税:約8万円
  • 年間管理費(草刈り・点検等):約12万円
  • 10年間の保有コスト:約200万円

実質的な資産価値減少も含めると、売却が有利。とも言えますね。

売却費用を安くする裏ワザ

売却費用が下がれば、手取りが増えますよね。

「なんとか手元に残るお金を増やしたい」
そう考える人のために、売却費用を安くする技をお教えします。

安くできるポイントは3つ

  • 境界確定費用:55万円(お隣との境界をはっきりさせる、必要な場合)
  • 残置物撤去:10万円(家具とか家電の片付け)
  • その他諸費用:5万円(細々とした手続き費用)

境界確定費用

境界確定は必ず売り主でやらなければいけない。というものではありません。

例えば売却価格の交渉があったとき、「境界確定を買い主さんでしてくれるなら25万円値引きしますよ」と答えます。

すると、

物件価格:600万円

  • 仲介手数料:33万円(800万円以下の空き家取引の特例)
  • 印紙税:1万円(契約書に貼る印紙代)
  • 登記費用:約3万円(名義変更の手続き)
  • 境界確定費用:55万円(お隣との境界をはっきりさせる、必要な場合)
  • 残置物撤去:10万円(家具とか家電の片付け)
  • その他諸費用:5万円(細々とした手続き費用)

※金額は一例です

費用の合計:約107万円

あなたの手元に残るお金:493万円

だったのが、

物件価格:600万円 575万円

  • 仲介手数料:33万円(800万円以下の空き家取引の特例)
  • 印紙税:1万円(契約書に貼る印紙代)
  • 登記費用:約3万円(名義変更の手続き)
  • 境界確定費用:55万円(お隣との境界をはっきりさせる、必要な場合)
  • 残置物撤去:10万円(家具とか家電の片付け)
  • その他諸費用:5万円(細々とした手続き費用)

※金額は一例です

費用の合計:約52万円

あなたの手元に残るお金:523万円

となり、

523万円(新しい手残り)ー493万円(前の手残り)=30万円

のように、手残りが増えます。

残置物撤去

残置物がたくさんあるときは、片付けするのも大変です。
この場合も、「残置物も込み」で買ってくれませんか?

と交渉します。

境界確定と同じく、買い主さんに半分もってもらうことで手取りを増やすことができます。

要は、「どんな作戦で売るか?」が手取り金額を増やすコツなんです。

でも、安く済ませればいいってわけでもないんです。買う人が安心できて、「この家いいな」と思ってもらえる。そのバランスが大切なんですね。

私たち「にじや不動産」では、そんな売却の作戦も一緒に考えさせていただきます。

「どうやったら一番いい条件で売れるかな?」

って、遠慮なく聞いてくださいね!

「家付きで売る?それとも更地にする?」2つの方法を比較

空き家を売る時、実は2つの選択肢があるんです。どちらがいいかは、あなたの状況によって変わってきます。

◆ 家をそのまま残して売る:「とにかく費用を抑えたい」方向け

良いところ:

  • 解体にお金がかからない(80万円〜120万円浮く)
  • 手続きが早い
  • 固定資産税が安いまま(住宅があると税金が安くなる制度)

ちょっと大変なところ:

  • 売値がやや安めになることも
  • 買う人の住宅ローンに制限がある場合も

【例】築35年で基本的にはしっかりした家 建物付きで売った価格:600万円 売却にかかった費用:60万円 あなたの手取り:540万円

◆ 家を解体して更地で売る:「少しでも高く売りたい」方向け

良いところ:

  • 売値が高めになりやすい
  • 買う人の住宅ローンが使いやすい
  • 検討してくれる人が増える

ちょっと大変なところ:

  • 解体にお金がかかる(120万円〜150万円)
  • 手続きに時間がかかる

【例】築40年で解体後、更地として売却 更地で売った価格:750万円 解体費用:130万円 売却費用:70万円 あなたの手取り:550万円

だったら、どうやって決めればいいのでしょう?

家付きがおすすめの方:

  • 「とにかく早く売りたい」
  • 「余計な出費は避けたい」
  • 「手続きは簡単な方がいい」

更地がおすすめの方:

  • 「多少時間かかってもいいから高く売りたい」
  • 「買い手の選択肢を広げたい」
  • 「解体費用130万円くらいなら先に払ってもOK」

ちなみに:空き家を地域活用したい方への補助金もあります

売却以外の選択肢として、佐久市では「空き家再生等推進事業」という補助金制度があります。

佐久市空き家再生等推進事業

  • 対象:空き家を地域活性化施設として改修する事業
  • 用途例:体験宿泊施設、交流施設、体験学習施設、創作活動施設、文化施設など
  • 条件:10年を超える期間継続して運営
  • 補助金額:改修費用の3分の2以内(上限240万円)

例えばこんな施設に活用できます:

  1. 宿泊施設+農業体験:土地内で農業体験ができる宿泊施設として
  2. 農業体験の休憩スペース:宿泊しないけど、農業体験の休憩場所として活用

注意点:

  • 住むことはできません(自宅として購入して一部を宿泊施設にする改修には使えません)
  • 法人でも申請可能
  • 事業が利益を目的としないこと
  • ※令和7年度の募集は終了しています

「売却じゃなくて、地域のために活用したい」という方には魅力的な制度ですが、条件をよく確認する必要がありますね。

迷った時は、遠慮なく相談してくださいね。お家の状態や周りの売れ方を見て、一緒に考えましょう!

売却方法について:仲介と買取どちらを選ぶ?

売却方法にも、「仲介」と「買取」の2つの方法があります。

  • 仲介:時間をかけてでも高く売りたい方(相場価格での売却)
  • 買取:早く確実に現金化したい方(相場より安いが迅速)

どちらがあなたに適しているかは、売却の理由や時期によって変わります。

こんな方は仲介がおすすめ:

  • なるべく高い価格で売却したい
  • 売却まで数ヶ月の時間的余裕がある
  • 相場をしっかり調べて納得して売りたい

こんな方は買取がおすすめ:

  • 相続税の支払い期限が迫っている
  • 管理費用を早く止めたい
  • 人に知られずに売却したい

詳しい比較については、こちらの記事で解説しています: 佐久市の実家を実家じまいしたい。2つの売却方法とそれぞれのメリット・デメリットを解説

なぜ佐久市の空き家はこれほど確実に売却できるのか?3つの理由

理由①:物件需要が供給を上回る状況

通常の不動産売却では、「売れるかどうか」が最大の不安要素。しかし佐久市では物件購入希望者が多く、適正価格なら確実に売却できます。

理由②:佐久市の移住需要による価格安定

教育移住ブームにより、ファミリー向け戸建ての需要が継続的に増加。

理由③:地方ならではの低い売却コスト

都市部と比べて、各種手続き費用が安く済むため、手残り金額を最大化できます。

まとめ|売却で始める、新しい人生設計

空き家売却が確実な資金調達を実現できる理由:

  • 物件需要高で売却リスク最小化
  • 佐久市の価格安定で適正価格での売却
  • 地方の低コストで手残り金額を最大化

空き家売却は、こんな方におすすめ:

  • まとまった現金が必要で、投資リスクは避けたい
  • 空き家の管理負担から解放されたい
  • 思い出の家を大切にしてくれる家族に託したい
  • 確実な資金で新しいライフプランを描きたい

「でも、売却手続きは複雑そうで不安…」
「本当に適正価格で売れるの?」

そんな不安をお持ちの方のために、次の記事では売却手続きを完全にサポートする体制について詳しく解説します。

お問い合わせ・無料相談

「まずは話だけでも聞いてみたい」という方のために、無料相談を受け付けています。

  • 空き家の収益性診断
  • リフォーム費用の概算
  • 管理委託の詳細説明
  • 売る、貸す、更地にするなど相談したい

などなど、お気軽にお問い合わせください。

ご相談は無料!

著作者情報
にじや不動産
にじや不動産
佐久市移住者向け専門不動産会社
2020年東京から佐久市に移住した夫婦が経営。 自身の移住体験と不動産業界での実務経験を活かし、50組以上の移住者をサポート/佐久市の4つのエリア特性を熟知し、ライフスタイルに合わせた物件提案を得意とする/ 【移住実績】東京→佐久市移住(2020年) /【サポート実績】移住相談50件以上(累計) /【メディア掲載】日本テレビZIP!、プレジデントウーマンほか/宅地建物取引士,ファイナンシャルプランナー監修により情報発信
記事URLをコピーしました