佐久市で飲食店を開業するなら「シェアキッチン」と「賃貸物件」どっちが正解?FP視点で徹底比較
こんにちは!佐久市中込の不動産仲介会社「にじや不動産」です。
にじや不動産では、物件紹介だけでなく、
・飲食業マネジメント経験10年
・Web業界(マーケティング・制作)15年
の経験をもつファイナンシャルプランナーが、店舗経営相談も行っています。
「いつか佐久で自分のお店を出したい」——そんな夢を持つあなたへ。
移住者が増え、地域のつながりを大切にする風土が育まれてきた佐久市では、これから飲食業への参入を考える方が着実に増えています。
でも、いざ動き出そうとすると、最初の壁になるのが「どうやって始めるか」ですよね。
佐久市には、一般的な「テナント物件を月額で借りる」という方法の他に、
月◯回だけ借りて開店費用を抑えられる、「シェアキッチン」
という方法があります。
「テナント賃貸」「シェアキッチン」
どちらにもメリット・デメリットがあります。
この記事の結論をひと言で言うと——
「テストマーケティングか、本番か」、その目的によって答えは変わります。
初期費用・リスク・将来性の3つのポイントを、不動産 × FP(ファイナンシャルプランナー)の視点から徹底比較します。
まずは「シェアキッチン」「テナント賃貸」のメリット・デメリットからみていきましょう。
1. シェアキッチンから始めるメリット・デメリット
シェアキッチンとは、
複数の事業者が、日替わりや週替りで使う共同厨房スペース
のこと。
佐久市では移住者が増えていることや複業・副業ブームもあり、飲食店を開業したいニーズが増えています。
これに応える形で、佐久市では中込エリアを中心に、シェアキッチン施設が複数あります。
シェアキッチン一番の良さは「開始・撤退のコストが低い」という点。
気軽に始められる環境が整っている佐久市は、飲食店を始めるのにベストな環境です。
シェアキッチンのメリット
圧倒的な低リスク
通常、飲食店の開業には厨房設備・内装工事・敷礼金などで数百万円単位の初期投資が必要。
ですが、シェアキッチンなら、入会金や保証金などを含めても数万円から始められます。「まずやってみる」を、数字が後押ししてくれる仕組みです。
「ファン」を先に作れる
本格的な出店の前に、自分の料理が佐久の人に受け入れられるかを試せます。テスト販売を重ねながらメニューを磨き、口コミを育てていく——これが後の安定経営につながります。
コミュニティの力
他の出店者や地域住民との繋がりが、将来の大きな資産になります。
移住してきたばかりで地域のネットワークをゼロから作りたい方には、特に向いている環境です。
シェアキッチンのデメリット
自由度の制限
シェアキッチンは、キッチンとイートインスペースを利用者でシェアするため、自分の好きなように変更することはできません。
また、営業時間も施設のルールがあり、「夜間は営業できない」といった制約がある場合があります。
このように「独自の世界観を作る」という自由度は低いのが、シェアキッチンのデメリットです。
荷物の持ち運び
ほとんどのシェアキッチンでは、「調理器具持ち込み可能」。
ですが、他の利用者もいるため「置きっぱなし」にはできません。
つまり、毎回自分の道具を持ち込み・持ち帰りが必要になります。
売上に占める利用料(固定費)が高くなりがち
テナント賃貸に比べると売上に占める「施設利用料(家賃)」が高くなりがちです。
例えば、家賃7万円のテナント物件で月25日営業とします。
7万円÷25日=2,800円/日
一方、月4回利用27,000円のシェアキッチンを利用すると、
2.7万円÷4日=6,750円/日
約2.4倍の固定費がかかることに。
そのため、飲食業を始めるための初期費用こそ低いものの、利益は少なくなります。
さて、次は「テナントを借りるメリット・デメリット」をみていきましょう。
2. テナントを借りて(賃貸)始めるメリット・デメリット
佐久市には空き店舗はもちろん、一部には居抜き物件(キッチン設備がそのまま残っている物件)が一定数存在します。
立地・広さ・状態によって条件はさまざまですが、賃貸で自分の店を持つことで得られるものも大きいです。
メリット
ブランド確立
外観・内装・営業時間——すべてが自分の思い通りになります。店名の看板を掲げ、世界観を徹底的に作り込めるのは、賃貸物件ならではの強みです。
常連客の定着
「あのお店、いつでも開いてる」という信頼感は、集客の大きな土台になります。安定した場所があることで、リピーターが自然と育っていきます。
資産としての価値
経営が軌道に乗れば、居抜き売却や多店舗展開のベースにもなります。投資した分が将来の選択肢の広がりにつながります。
デメリット
重い初期費用
敷金・礼金、厨房設備、内装工事を合わせると、300万円以上の資金が必要になるケースが一般的です。融資を使う場合は返済計画も含めて考える必要があります。
撤退リスク
万が一、売上が上がらなくても家賃は毎月確実に発生します。固定費の重さが、経営を追い詰める最大の要因になり得ます。
融資のプレッシャー
借入の返済が毎月の経営判断に影響します。余裕のある返済計画を最初から設計しておくことが重要です。
佐久市の空き店舗の中には、状態の良い居抜き物件も出てきています。スケルトン(空っぽの状態)から作るよりも、厨房設備が残っている居抜き物件を選ぶと、初期コストをぐっと抑えられるケースがあります!
3.【FPが分析】資金シミュレーション比較
佐久市でよくある条件をベースに、最初の6ヶ月にかかるトータルコストを試算しました。
どちらが優れている。というわけではなく、大事なのは「あなたがどうしていきたいか」
| 項目 | シェアキッチン(週1〜2利用) | テナント賃貸 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 入会金・保証金など 数万円〜 | 敷礼・工事・設備など 300万円〜 |
| 月額固定費 | 利用料のみ 2〜4万円 | 家賃・光熱費・保険など 10〜15万円 |
| 6ヶ月合計(概算) | 15〜30万円 | 260〜290万円 |
| 撤退コスト | ほぼなし | 原状回復など 数十万円〜 |
※上記はあくまで目安です。物件の状態や立地、利用形態によって大きく変わります。
損益分岐点を意識する
テナント賃貸で月15万円家賃の場合、客単価1,000円のランチなら毎月最低150人以上の来客が必要になります。
そこに食材費・人件費を加えると、実際の損益分岐点はさらに高くなります。
この数字を事前に把握できているかどうかで、開業後の経営の余裕が大きく変わります。
「どこで借りるか」よりも「いくら必要なのか」から逆算して、シミュレーションしましょう!
4. あなたはどっち派?タイプ別チェックリスト
シェアキッチンがおすすめな人
- 副業・週末起業からスタートしたい
- まずは自分の料理を試して、ファンを作りたい
- 移住してきたばかりで、地域のネットワークをゼロから育てたい
- 今は手元資金が少ない、または融資をなるべく使いたくない
テナント賃貸がおすすめな人
- すでに一定のファンや顧客リストがある
- 融資を受けて、腰を据えてビジネスとして本格参入したい
- 内装・コンセプトに強いこだわりがあり、独自の世界観を作り込みたい
- 地域に根ざした長期経営を目指している
5. まとめ:迷っているなら「スモールスタート」が一番安全
にじや不動産🌈では、「物件を紹介するだけ」という不動産仲介は行っていません。
シェアキッチンであれ、テナント賃貸であれ、お店を持つということは「あなたの人生そのもの」だからです。
私たち不動産会社は、借りたい人と貸したい人をつなぐにが仕事。
ですが、それ以上に人の人生に関わる仕事。
だからこそ、この記事のようなアドバイスも行っています。
夢を持つことは素晴らしいことです。
でも夢を長続きさせるには、感情だけでなく「数字」が味方についていることが大切です。
もし、迷っているなら、次のステップが一番リスクの少ない道。
シェアキッチンで試す → ファン・売上実績を作る → 資金計画を固める → 本格出店へ
「やりたい気持ち」と「数字の現実」を両方見ながら、無理なく夢に近づく道筋を一緒に考えていきましょう!
佐久市の物件情報だけでなく、「不動産 × FP の視点」で事業計画の損益シミュレーションもトータルでサポートできるのが、にじや不動産の強みです。
困ったら、迷ったらご相談くださいね!
「佐久市で理想の場所、一緒に探しませんか?」
飲食業マネジメント経験10年・Web業界10年以上を経験したファイナンシャルプランナーが、地域の特性を踏まえたアドバイスをさせていただきます。
まだ具体的に決まっていない状態でのご相談も大歓迎です。
店舗経営について知る
「自分のお店を始めたい!」
新しいことをするのはワクワクしますよね。
でも、事業計画や出店準備など、やることもたくさん。
これから店舗を始めたい人向けに「店舗経営で知るべきこと」をまとめました

